FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もしも君がいなかったら(近視相姦)

どうしてかな…
どうしてなんだろうねぇ…?



なんとなく、今日は誰かと騒ぐ気にもなれなくて…
なんとなく、一日ずっと屋上でサボることにしてみた。


失恋の傷み…?
いやいや、それは結構覚悟してたことだから、多分そこまでではない。
大分、わがまま聞いて貰ったし、多少は…ね。


~~♪~~♪


ふと、携帯の着信音が鳴り携帯を取り出すと、後輩からのメール。
無視することも出来ずに返す。

内容は、相談に乗って欲しい。というもの。
結構この手のメールとか多いのは自覚してる。
頼れる先輩では無いだろうに…とも思うけど、実際頼られるのは好きだし、何よりも「私」にと言うのが本当に嬉しかったりする。


「せんぱぁ~い!聞いて下さいよ!!」
「はいはい、どうした?」

涙目で駆け寄ってきた後輩の頭を宥めるように撫でる。
相談事は大抵恋愛ごと。
恋愛なんてたいした経験の無い私に、恋愛の相談。
人のことは言えるのに、自分のことは言えない。
…不思議なものだ。

そして、言ってスッきりしたのか可愛い後輩は来た時とは打って変わって笑顔で私のもとから離れていった。


「あ、柚月先輩!ちょうど、良いところに…!」
「ん~?」

後輩と別れた後に、また違う後輩。
この子も恋愛ごとの相談らしい。
何故に私なんだろうか…?
殆ど聞くことしか出来ないと言うのに。

そして、その後輩も離し終えるとすっきりした様子で離れていった。

大抵どの恋愛ごとの相談を聞いても殆ど惚気の様にしか聞こえないのが、正直なところ。
別にそんくらい良いんでないの?とか思うことも多々。
だけど、そうだねぇ~。と頷くことも多々。



「なんか、疲れた…」

廊下の冷たい壁に頬をつけ目を瞑る。
壁の冷たさが気持ち良い。

頼りにされたいと言っておきながら、人の相談事を聞いた後に、疲れたとは失礼極まりない。
ましてや、相談に乗ってきてくれた子達に申し訳立たない。

昔はこのくらいじゃ、疲れることなかったのに…
いつからだろう…疲れた、と思うようになったのは…


そう、ふと思い返してみると中学の頃だと気付く。
初めて私が恋した人。好きになった人。甘えた人。
その人が私の脳裏に浮かぶ。

あの人が私の前から現れてからだ…きっと…

あの人が私の側にいることが当たり前になった時…
私はあの人に頼って甘えまくっていた。
どんなに疲れていようが、その人が側に居てくれればそんな疲れが飛んでいった。

一緒に居て落ち着く人。
本当はずっと側に痛かったけど…
高校に進学する前に、別れてしまった。

あの人が他の人を想って居たから。
薄々気付いていたことだったから、ショックはそんなに大きくはなかったけど…その日から数日間泣き腫らした記憶がある。

もう人を好きにならない!とか言ってたけど…
やっぱり、人は人を求めることを止められなくて…

また、恋をした。

だけど、それは叶うことの無い恋となった。



「一人でも大丈夫なはずなんだけどなぁ…」

ぽつりとそう呟く。
でも、誰かに甘えたくて仕方が無い。
甘えて甘えて縋り付きたい。

こんな考え方をするなんて…
弱くなってしまったのか、それとも元から弱かったのか…

あんなにも男についてあーだ、こーだ言って居たのに…
男の人をこんなにも欲するなんて…


「…欲求不満なのかねぇ?」

そう自嘲気味に笑いを零す。

あぁ~…なんか、本当に誰でも良いや…とか本気で思ってしまう。



「……柚月…」
「柚流…?」

ふと声を掛けられ振り向けば双子の弟の柚流が居た。
そして、何を思ったのか柚流は私の腕を引っ張り人気の少ない教室へと連れて行かれた。


「何?どうしたの?」

そう尋ねたのにも関わらず、柚流は何も答えずに私を腕の中に閉じ込めた。


「…好きだ、柚月…」
「いや、私の質問の回答になってないよ」

呟くように囁く柚流に突っ込むが、本当は凄く嬉しい。
柚流は私のことに気付いてくれたのかも知れない、と思えて。


「…だから、もっと俺に頼って…甘えろよ…」
「言ってることが良くわからないなぁ~」
「…分からないとでも思ってるのか?何年一緒に居て、何年見続けてると思ってるんだよ。…俺は、どんな些細なことでも柚月のことなら分かる自信ある。誰よりも…」

じっと見つめあいながら言う柚流に「くさっ」と茶化すと「茶化すな」と怒られた。

私だって誰よりも柚流のこと分かる自信あるよ。
双子だからとかそういうのじゃなくてね。

でも、それ以上に私のことを分かってくれる人がいてくれて嬉しい。
それは、きっと柚流だから余計に嬉しいのかもしれない。

唯一無二の双子であり、愛する人だから…
もしも、柚流が居なかったら…

私は一人で立っていけない。
だから、ずっと私のものだけで居てね?









御題:もしも君がいなかったら(SCHALK.様の「ツインズ9」より)

Comment

2006-12-22 » ... edit
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006-12-26 » 矢色 ... edit
わわっ!まさか、此方にまでコメントいただけるとは思ってなかったので吃驚ですよ!
この二人のカプ略したら柚柚ですね(笑)それか、流月か(笑)
ものすごい妄想の特産物で空夜月の二人とは全く違いますが(笑)

Post

管理者にだけ表示を許可する

Category

Archive

→ Reset

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。