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世界にひとり取り残されている気がして (中編) 

世界にひとり取り残されている気がして (中編)


あの日、樹にあってからというものほぼ毎日の様に樹の家に行っている。



─ガチャ
玄関のドアが開く音がして、パタパタと玄関に行く。


「お帰り、樹。」
「今日も来てたのか、…ってなんか良い匂いすんなぁ…」
「チキンライス作ってた!」
「おこちゃまだなぁ、楓はぁ」

くくっと喉を鳴らしながら馬鹿にするように俺の頭をなでる樹。
樹は大学生で俺は中学生なのだから、やっぱり樹から見れば俺なんてガキなんだ。


「そう言うこと言う樹にはチキンライスやんねー。」
「わー!ごめんごめん!楓は出来たおこちゃまだ。」
「……一人で食う。」
「うわっ!ごめんって!マジで、ごめん!すっごい腹減ってんだよ!俺!」


樹の家に来るだけ来て、邪魔とか迷惑かけるのは嫌だから…
俺が出来ることを出来るだけしてる。
今までずっと一人だったから飯作ったり洗濯したり掃除するのは慣れっこだったから、家事ばかりだけど…
樹は一人なのが俺より長い癖に、家事が殆どダメ。
外食ばかりだし、掃除も碌に出来てなくて…洗濯も溜めっぱ。

…なんか、俺、樹の面倒見てるみたいだなぁ…
それでも、一人で家に居るより樹の帰りを待って、樹と一緒に居るのが凄く楽しくて、夕飯作ったり掃除したりするのも楽しい。
まるで、出来の悪い兄貴を持ったみたい。…と樹に言ったら樹も同じようなことを思ってたらしい。



「腹一杯になったし……楓、おいで。」

1DKの家だから、テーブルの直ぐ隣に布団が敷かれていて、樹はご飯を食べ直ぐに寝転がり手招きして俺を呼ぶ。
俺は膝立ちで歩きながら樹の隣へ横になる。



「やっぱ、食うのも寝るのも二人のが良いな…」
「……うん。樹、あったかい…」

一人の寂しさを知っている同士だから、俺がこうやって来るときは必ず一緒にくっついて寝ている。
樹の方が俺より10cm以上も大きいから俺が抱き締められる形になっているけど、人の体温は本当気持ち良くて、いつの間にか眠ってしまう。



「…ん…?」

樹の胸の中でうとうとしていると、腰元に違和感を感じて樹を見上げる。


「楓って…いつ抜いてる?」
「ハ?」

思わぬ言葉に思わず声が裏返る。
すると樹の手が服の中に入って来て俺の腰を撫で、くすぐったい感覚に身体を捩る。


「樹、こしょばゆいっ…」

身を捩りながら樹の肩を押すが、逆に引き寄せられ額にキスされた。
額や頬とかにキスされるのは初めてじゃない。
冗談で良くされていたから。俺たちにとっては単なるスキンシップ。


「…っ?!樹…?!」

樹の手が俺のものをズボン越しに触れ、驚きのあまり頭が冷め樹の腕を掴むが、樹はお構いなしと言ったように触るのを辞めない。


「…楓…したことないのか…?」
「何をだよっ!良いから離せって…!」

ジタバタと暴れ何とかして樹から離れようとするが、もがけばもがくほどキツク抱き締められ、離れることが出来ない。


「お前…中3だよな?一人でしたこともないのか?」
「だから何をだよ!」
「こういうこと…」

淡々と言葉を繋げてく樹に怒鳴るようにしながら答えると、手際よく俺のズボンと下着を脱がし、触られたことで少し硬くなったモノを握られた。


「…っ、離せって…!」
「なんで?怖い?恥ずかしい?」
「恥ずか、…っ!?…ば、か…っ…何、や、って…」

樹の質問に答えようとした途端、握っていた樹の手が上下に動き始め身体を強張らせる。


「大丈夫。…イかせてやるだけだから。」
「何が、大丈、夫…なんだよっ…」

動く手は止まることはなく、扱くだけではなく時折指を先に入れられたり弄られ、男にされているのに俺のモノは硬く反りたってびくびくと痙攣している。
初めての行為に生理的な涙を流し樹を見つめると、樹は優しく目元にキスをし片手で俺を抱き締めた。





「ふぁっ…っん…いつ、きっ…」
「もうイきそう…?」

樹の腕をぎゅっと掴みコクコクと頷くと、樹は分かった、と告げもう俺の敏感な箇所を抑えたのかそこばかりを触り、俺はびくんっと大きく身体を震わせ達した…─


「ちゃんと毒素は出さねぇとな?」
「…だから、って急に…」

あははっ、と楽しそうに笑いながら、未だ息が荒い俺の背中を叩く。



「唇のキスと、後ろに射れることはしねぇから。楓を満足させるだけ。」

突然、真面目に告げる樹にはてなマークが浮かぶ。
普通、そこは最後までやっちゃうものじゃないのか?と。


「それは、楓が本当に好きな奴にして貰いな」

ポンポンと俺の頭を撫でながら、優しく笑う樹に頷こうとしたが止まった。


「なんで俺がして貰うほうなのさ!俺がするんだもん!」
「あぁ?楓がタチは無理だろ。絶対ネコ。お前。」

キッパリ断言する樹にむっ、と不満そうに顔を歪める。

しかも、相手が女の子でも俺が下ってことなのかよ…
ってか、その前に好きになる奴なんか見つかるのかさえも分からないのに。

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