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一緒に眠ろう


【 一緒に眠ろう 】



今日は俺も柚月も部活が休みですることもなく、俺の部屋でゴロゴロしている。
否、ゴロゴロしているのは柚月だけ。
俺はベッドの下に座り、本を読んでいる。



「柚流~暇ぁ~構ってー。お姉様を放っておかないでぇ~」
「…………」
「何?無視?シカト?スルー?……放置プレイ?!」
「煩ぇ!黙って寝てられねぇのかよ…!」

さっきから同じようなことの繰り返し。
俺は折角買った新刊を読破しようとしているのに…



「ったく…お前は偶に活字も読めよ」

煩い柚月に俺は仕方なしに柚月の隣へ横になる。
本が嫌いなくせに国語は好きだなんて、良く言うよな。



「折角、休みで二人きりなんだからさぁー構えよなー」
「はいはい。柚月姫は何をご所望かな?」
「柚流。」

くすくすと冗談交じりに言うと、柚月ははっきりキッパリと真顔で即答した。



「柚流が足りな~い。一緒に昼寝しよー。」
「誘ってんの?それは。」
「いや、普通に昼寝。夜になったら誘うワv」

こいつに乙女の恥じらいというのを求めた俺が馬鹿だった。
こういうおふざけしてる時は、なんでもかんでもサラリと言いやがる。



「昔みたいにさ、手繋いで寝ようよ。ね?」

少し照れくさそうに笑いながら手を差し出す柚月。
その仕草にちょっとドキッとしながらも柚月の手を握り、軽く抱き寄せる。



でも、ふとした、この瞬間が俺にとってはとても幸せな時間だ。
生まれたときからずっと一緒に居たけど…
お互いの思いがしっかりと繋がった時、それはとても特別なことになった。
双子から恋人への昇格。
双子だから、じゃなくて…恋人だから、という理由で柚月を独占できるようになった優越感。
兄弟だから結婚とかそう言うのは出来ないけど…
それでも、俺はこいつの隣でずっと一緒に眠って居たい。

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